高度な技術力と柔軟な発想で、
効率的で安全性・環境性の高い最新工法や機械
常に新たな課題を発見、解決し、合理的で安全性や環境性の高い工法や機械を開発・改善していくことは、私たちにとっての使命であると考えるタカワキ。長年のそうした活動によって蓄積された高度な機械・工法開発力はタカワキの大きな強みとなっています。刻々と変化する時代の流れを敏感にキャッチし、お客様や社会のニーズを先取りして、独創的な工法や機械の開発や導入を行っています。これらの最新工法や機械は、自社での施工はもちろん、業界全体のレベルアップにも寄与し、各方面から高い評価を獲得。さまざまな施工現場で採用されています。
今後も高度な技術力と柔軟な発想を武器に、新たな工法や優れた機械の開発・改善・研究に力を注いでいきます。
TBS工法(拡大根固め工法)(国土交通大臣認定)
標準化するまでに普及したタカワキ初の独自工法
【工法の特徴】
- 建築・土木の両分野でオーソライズされた工法。
- TBSビットを取り付けたスパイラルオーガによる中掘りで杭を設置し、拡大根固め球根を築造するため低騒音・低振動。
- 確実な拡大根固め球根が築造可能。
- 杭径より大きい拡大根固め球根を築造することで、確実な支持力を実現。
- 連続作業でスピーディーな施工が可能。優れた施工性。
- 排出される土砂は一般排土として処理可能で、二次公害なし。
TBSR工法(鋼管杭先端根固め工法)(国土交通大臣認定)
高効率・経済性で民間建築分野でも高い評価
【工法の特徴】
- 大きな鉛直支持力を発揮できる高支持力鋼管杭工法。(最大許容先端支持力 14060kN)
- 各杭径ごとに4種類(鋼管径×1.25倍、1.50倍、1.75倍、2.00倍)の拡大根固め球根を築造することができ、設計に必要な支持力を選択できる。
- 杭周固定液を使用する場合は、周面摩擦力を向上させることが可能。
- 水掘削、鋼管回転埋設により排土を抑制することが可能。
- オーガスクリューロッドによる鋼管回転埋設のため低騒音・低振動での施工が可能。
- 施工方法は、同時埋設方式と後埋設方式があり、地盤条件、杭長等により選択が可能。
平成18年8月14日:国土交通大臣認定取得
平成21年10月15日:追加認定により、杭材としてTCNパイル(外殻鋼管付きコンクリート杭)の利用が可能となる。
平成22年10月14日:財団法人日本建築センターより追加申請分の性能評価を取得。新たにコンクリート杭の施工(後埋設のみ)が可能となる。
平成23年8月追加申請時の共同開発4社(住友金属工業株式会社、株式会社高脇基礎工事、日本ヒューム株式会社、日本高圧コンクリート株式会社)によりTBSR工法研究会発足
平成23年12月8日:追加申請分について国土交通大臣認定取得
鋼管杭回転圧入工法(NSエコパイル工法) ※NSエコパイル工法協会加入
小スペースでも施工できる”エコ”な小型回転杭
【機械の特徴】
- 先端に螺旋状の翼をつけた鋼管杭を回転圧入で地中に貫入するため、無騒音・無振動、無排土施工を実現。
- 回転圧入工法による先端地盤の締め固め効果、及び羽根の拡底効果により、大きな鉛直支持力を得ることが出来る。
- 鋼管杭基礎であるため、大きな変形性能を有しており耐震性に優れている。
- 貫入時と逆に回転させることによって、容易に杭体を引き抜くことが出来るので、リサイクルが可能。
- セメントミルク等の打設及び養生を必要としない為、短工期での施工が可能。
- 泥水・残土の処理費用が不要になることや、工期の短縮などから、コストの低減が図れる。
- 小径施工のための専用機械により、狭い空間での施工が可能である。
適用範囲(当社施工可能範囲)
杭径:100≦D≦φ600程度
杭長:130D以下
公的認定
建築分野:旧建築基準法第38条の規定に基づく建設大臣認定を取得(建設省東住指発238号)
土木分野:財団法人国土技術研究センターの審査証明を取得(技審証第20号)
鋼管杭回転圧入工法(NSエコスパイラル工法) ※NSエコパイル工法協会加入
周面支持力性能を高めた無排土・回転杭工法
【機械の特徴】
- 回転圧入により杭の貫入を行う為、無排土施工を実現。
- 小型施工機械により省スペースでの施工が可能。
- 小型杭打機が入れない現場でも、ハンドオーガ等手作業での施工が可能。
- セメント等を使用しないので現場がきれいで、施工中断がいつでも可能。
- 杭を逆回転することにより、ネジと同じように撤去が可能。
- NSエコパイルの特徴をそのまま受け継ぎ、周面支持性能を高めた杭の為、支持層が深い場合でも杭長を伸ばす必要がない。
適用範囲
杭径:Dp≦φ406.4
羽根径:1.2Dp≦Dw≦1.9Dp
公的認定
社団法人土木学会技術審査証明(H22年4月)
ノバルハンマー工法
岩盤も砕く強力な掘削力であらゆる地層に対応
【工法の特徴】
- 高圧エアとスクリューによる複合排土方式を採用することで、少ないエア量で掘削くずの飛散を防止。
- 削孔完了及びロッド引き上げと同時にセメントミルクあるいは孔壁保護安定液を注入可能なため、工期の短縮と経済効果に寄与。
- あらゆる地層に対応できる柔軟で強力な掘削力。
- ベースマシン=現場を選ばない優れた機動性。
ハット形鋼矢板圧入機 ECO900 ※全国圧入協会加入
ハット形鋼矢板専用機の卓越した施工性
【機械の特徴】
- U形鋼矢板の性能を上回るハット形鋼矢板専用の圧入機。
- 超低騒音型機、生分解性油脂の標準採用により優れた環境配慮設計が可能。
- 圧入機本体質量が9.5tと軽量な機体。
- 3枚の反力杭の継手部を挟み安定した反力基盤を構築。
- リアルタイムな施工記録の採取が可能。
硬質地盤クリア工法(スーパークラッシュ) ※全国圧入協会加入
「建設の五大原則」をバランスよく満たした工法
【工法の特徴】
- 玉石・礫を含む地盤や岩盤などの硬質地盤への圧力ができる。
- 従来工法の杭打機のような転倒の危険や威圧感がない。
- 圧入機本体は軽量・コンパクトで、狭い場所や傾斜地でも施工可能。
- 掘削は最小限に抑えるため排土量は極めて少なく、強固な杭連続壁を構築できる。
- 独自のシステム施工技術により、環境負荷の少ないクリーン工法を実現。
上部障害クリア工法 ※全国圧入協会加入
空頭制限下の限られた作業空間で圧入杭連続壁を構築
【工法の特徴】
- 橋梁下や高圧電線下などの施工困難な空頭制限下で施工可能。
- 仮設道路や仮設桟橋の設置など、仮設工事を必要としない。
- 圧入機本体は完成杭をしっかりとつかむ機構のため転倒の危険性がない。
- シンプルな施工工程で大幅な工費削減を実現。
- 静荷重圧入のため、騒音や振動などの公害も発生しない「建設の五大原則」を順守した工法。
油圧式可変周波型バイブロハンマー(PVE12YTJ) [NETIS登録」 ※PVE協会加入
海外製油圧バイブロでは日本初の低公害モデル
【機械の特徴】
- 国土交通省の定める「低振動」「超低騒音」「第3次排出ガス対策機」の認可を取得
- 高周波・可変式偏心モーメントの採用により、ゼロ起動・ゼロ停止が可能
また、地質や杭条件に合わせた振動数の選定も可能 - 軽量かつ高起振力で、従来機より作業半径が広範囲に取れる
※本体重量2.990t 起振力700kN(71t) - バイブロ本体だけではなく、パワーユニットにもサイレントセンサーがついており低騒音化を実現